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印象さんの物語絵

日本画の大家、堂本印象(1891-1975)。本展覧会では、大正・昭和の京都画壇で活躍した堂本印象をより身近に感じていただけるよう、親しみを込めて「印象さん」と呼んでいます。
物語絵とは、物語に絵を添えたもの、また興趣のある場面だけを取り出して絵画化されたもので、その起源は平安時代にまでさかのぼるといわれています。物語絵のおもしろさとは、画面において物語るためのさまざまな工夫が行われているところにあります。
本展覧会では、印象さんの多彩な画業のなかから、物語の登場人物や物語の一場面を描いた作品、また背景に物語を想像させる作品約70点を紹介いたします。仏教・キリスト教・儒教といった宗教にまつわる話のほか、神話・説話・古典・詩の各ジャンルにわたって、印象さんの表現した世界をお楽しみください。背景となる物語に思いを巡らせながら、屏風・絵巻・掛軸のみならず下絵やスケッチも含めて印象さんが描いた場面のおもしろさを感じ取ってください。

企画展
[特別企画展]印象さんの物語絵
会期
2006年10月17日(火)~12月17日(日)
休館日
月曜日
開館時間
午前9時30分 ~ 午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料
一般 500円(400円)、高大生400円(320円)、小中生 200円(160円) (  ) 内は、20名以上の団体料金

Event

■同時開催 特別展 堂本印象の襖絵 信貴山成福院、智積院、法然院
 2006年11月17日(金)~12月3日(日)
 実際に襖絵が収まっている状態を可能な限り再現し大画面の魅力を紹介します。

 開館時間:午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
 休館日:月曜日
 観覧料:美術館観覧券と共通
 会場:立命館大学 国際平和ミュージアム(中野記念ホール)

■ 花扇太夫「島原太夫道中絵巻」を語る

■ 六嶋由美子ひとりものがたり「コノハナサクヤヒメ」

■ 立命館大学茶道研究部と邦楽部による呈茶、邦楽演奏

■ 立命館大学美術研究部といっしょに絵はがきを作ろう