Museum

京都府立堂本印象美術館について

大正から昭和にかけて京都で活躍した日本画家・堂本印象。当館は印象自身によって設立され、昭和41年(1966)10月に堂本美術館として開館した。平成3年(1991)に建物と作品が京都府へ寄贈され、翌年の平成4年(1992)、京都府立堂本印象美術館として開館、現在に至る。堂本印象美術館は外観から内装まですべてが印象自らのデザインによる。(美術館を建てるにあたり、印象は昭和27年(1952)にヨーロッパで見学した宮殿や邸宅を用いた美術館を参考に独自の美の可能性を追求したという。)
建設にあたって制作された壁面装飾や館内装飾部分をデザインした多くのスケッチからは、自身の美術館空間を独自に創造しようとする印象のエネルギッシュな思いが汲み取れる。
これらのスケッチにみられる装飾形態は、現在でも美術館内に残されている。
開館当初 昭和41年(1966)頃

美術館デザインマップ

全体図
外観

庭園
1F 2F 3F
外観・庭園
1 2 2 3 3 4
  • 1美術館外壁

  • 2玄関ポーチ柱

    下絵:爽快(堂本美術館柱)昭和40年(1965)

  • 2玄関ポーチ柱

    下絵:卓越(堂本美術館柱)昭和40年(1965)

  • 3庭園ベンチ

    下絵:憩い(椅子)昭和42年(1967)

  • 4庭園椅子

    椅子(18種)

1F
1 2 2 3 3 4 5 5 6 6
  • 1正面玄関ガラス戸取手絵

    1段目左から:主動、陽光、爽美、創造、興趣、精髄、新生、陽極
    2段目左から:旋律、誠實、爽快、精華、耽美、清廉、良識、思潮
    昭和41年(1966)

  • 2玄関壁面装飾

    下絵:清素(堂本美術館壁面装飾)昭和41年(1966)

  • 3玄関ガラス絵

    下絵(左から):善意、思考 昭和41年(1966)
    ※写真は2枚のガラス絵が重なっています。

  • 4ステンドグラス

    蒐核

  • 5ロビー壁面装飾

    下絵(左から):堂本美術館内壁面装飾、清楚、豊穣
    昭和44年(1969)

  • 6新館ガラス戸取手絵

    1段目左から:啓示、潮流、濃艶、主潮
    2段目左から:芳醇、仙境、精密、接触
    3段目左から:豊艶、美観、優雅、雅致
    昭和43年(1968)

  • その他

    (左から):館内案内板、ドアノブ、館内窓装飾、美しい星座(応接室壁画・通常非公開)

2F・3F
1 2 3 4
  • 1扉装飾

    思索

  • 2照明器具装飾

  • 3館内案内板

  • 4扉装飾

    清醇

  • 館内木彫椅子

    下絵:美術館木彫椅子デザイン 昭和41年(1966)