堂本印象は日本や東洋の古典に基づく具象絵画から、戦後には抽象絵画へと大きく画風を展開させながら、大正、昭和の日本画壇で活躍しました。
なかでも、印象は山や川、渓谷や森といった日本的な自然風景のほか、ヨーロッパ都市の街並みも意欲的に描きました。その表現方法は、墨を用いて湿潤な空気感を伝えるものや明るい色彩で軽妙なものなど様々です。また、これらの制作過程には現場で描かれた数多くのスケッチの存在が欠かせません。本展では、印象の画業の中から多彩な風景表現をスケッチとともに紹介します。都市や自然の表現を通して風景に向けられた印象のまなざしを感じとっていただければ幸いです。

ミニ企画展　：　印象の神仏画
印象が生涯を通して描く対象とした神仏に閏わる絵画やスケッチを展示します。生涯一貫して神仏への信仰心を持ち続け、それを表現することに強い意欲を示した印象の多様な神仏表現をご覧下さい。

会　期

2011年12月16日（金）～2012年3月11日(日）

休館日

月曜日

開館時間

午前9時30分 ～ 午後5時（入館は午後4時30分まで）

入館料

一般 500円（400円）、高大生400円（320円）、小中生 200円(160円)　(　　) 内は、20名以上の団体料金

主催

学校法人立命館、京都府