Exhibitions

堂本印象没後30年
前衛と伝統・堂本印象新造形作品展~竹林寺襖絵を中心に

戦後の一定期間を経て、堂本印象は独自の抽象的な表現の世界に分け入りました。印象自らはこれらの作品を“新造形”と称しましたが、日本画家による抽象画という今まで例を見なかった作品の数々は発表当時から世間に驚きをもって迎えられました。
本展では、堂本印象が独自に確立したこれらの日本画による抽象表現『新造形』に視点をおき、その表現に見られる前衛的な部分と伝統的な部分を対比しながら、それぞれの包含性を改めて検証しようとするものです。約45年ぶりに一般公開される高知・五台山竹林寺の襖絵を中心に、印象が果敢に制作した様々なタブローを併せて展観します。

会期
2005年10月6日(木)─11月27日(日)まで
休館日
月曜日(10月10日は開館)
開館時間
午前9時30分 ~ 午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料
一般 500円(400円)、高大生400円(320円)、小中生 200円(160円) (  ) 内は、20名以上の団体料金

Event

■ 列品解説
 11月6日(日)午後2時から
 当館学芸員による作品解説 2F展示室

■ 特別講演会
 11月3日(木) 午後1時から
 印象と抽象表現-「新造形」をめぐって-
 講師 : 天野一夫氏(美術評論家・京都造形芸術大学教授)

■ 堂本印象旧居(別館)特別公開
 10月8日(土)─10日(月)

■ 呈茶
 10月30日(日)午前10時から午後4時
 協力 : 立命館大学 茶道部

■ 印象襖絵の魅力
 10月15日(土)午後1時~ 智積院(東山七条)
 10月23日(日)午後1時~ 法然院(左京鹿ヶ谷)
 【内容】
 当館ボランティアの案内により、堂本印象揮毫の未公開襖絵を見学
 各定員30名(事前申込みが必要。申込多数の場合は抽選)
 ※参加を希望する寺院名・氏名(同伴者名)・住所・電話番号を明記の上、往復ハガキにてお申し込み下さい
 (それぞれの実施一週間前までに必着のこと)。