Exhibitions

「人」を描く-情景から造形へ-(後期)

堂本印象は、約60年におよぶ画業のなかで、様々に画風を変貌させました。それは、常に時代に即した表現を自らのイメージによって創り出し続けた結果でした。本展では、生涯にわたって様々な形態を求めた画家の側面を、描かれた「人」を通して紹介します。
印象は人物像のモデルに身近な妹や姪たちを、あるいは取材途中で出会った少女や女性などを積極的に用いました。また、戦後には、人体表現をデフォルメさせるなど、表現上の挑戦も果敢に行いました。このように、実在した人物像からモティーフとしての人体表現にいたるまで、印象が描いた「人」の表現はとても多彩です。堂本印象の様々な人物表現をご鑑賞ください。

■ ミニ企画 「印象のペン画」
1952年に渡欧した自らの体験をまとめ、1955年に発表した『美の跫音-ヨーロッパ美術紀行』の挿絵原画を展示します。ヨーロッパの名所や街頭をモノクロームで表現したペン画の数々を紹介します。

会 期
2010年12月3日(金) ~ 2011年5月29日(日)
(会期中に一部の作品を入れ替えます)
休館日
月曜日
開館時間
午前9時30分 ~ 午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料
一般 500円(400円)、高大生400円(320円)、小中生 200円(160円) (  ) 内は、20名以上の団体料金
主催
学校法人立命館、京都府