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印象のかたち - 表現いろいろ - 

1919年、第1回帝展に初入選して以来、およそ半世紀にわたる画業において様々に画風を変貌させた堂本印象。花鳥画をはじめ、風景画、人物画、仏画など日本の伝統的なモティーフを描く一方、戦後には抽象絵画へと華麗な展開を遂げることで世間を驚かせました。しかも、印象の表現領域は、絵画のみならず彫刻、陶芸、染織、木工、金工にいたるまで多岐にわたります。印象は自らのイメージを表現するために、生涯にわたって様々な形態を求めたのです。また、1966年に印象自身のデザインによって立ち上げた堂本美術館では、外観や館内の壁面装飾をはじめ、ドアノブ、ランプなど細部にいたるまで自らのイメージを追及するなど、晩年もなおその制作意欲は旺盛でした。
今回の企画展では、屏風、絵巻、軸などの変化に富んだ平面作品から陶器や木彫人形などの立体作品にいたるまで、印象が制作した作品の数々を様々な形態を通して紹介します。この展覧会を通して、堂本印象が必要とした多彩な表現の「かたち」について改めて注目していただければ幸いです。

企画展
印象のかたち - 表現いろいろ - 
会期
2007年12月14日(金) ―2008年3月9日(日)
休館日
月曜日
開館時間
午前9時30分 ~ 午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料
一般 500円(400円)、高大生400円(320円)、小中生 200円(160円) (  ) 内は、20名以上の団体料金
主催
学校法人立命館、京都府

Event

■ 立命館総合ミュージアム日曜美術講座
【堂本印象を深める】
表現形式の多様性―印象の試み
講師=並木誠士(京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科教授)
日程=2008年2月17日(日) 午後2時~3時30分
会場= アートリサーチセンター多目的ホール
定員=先着70名(事前申込不要)
●聴講無料