Exhibitions

KYOTO きぬがさ絵描き村
-印象・平八郎・神泉・竹喬・華楊- 

京都市北西部、衣笠周辺は、大正末から昭和にかけて日本画家を中心として多くの画家が居住し制作活動を行っていたことから「絵描き村」と呼ばれていました。当時、衣笠界隈は自然があふれる土地であり、とりわけ自然をモチーフとする日本画家たちに好まれ、そのことが「絵描き村」の形成につながったのではないかと考えられます。堂本印象もこの地域に移り住み、日本画家として活動を続けた一人です。
本展では、かつて衣笠地域に居住していた日本画家たちのなかから、文化勲章を受章した堂本印象、福田平八郎、徳岡神泉、小野竹喬、山口華楊の作品を採り上げます。これら5人の画家たちの個性的で優れた画業は、京都のみならず、広く日本の近現代を代表するものです。彼らの作品を一堂に展示し、京都画壇の精華を紹介することで、衣笠地域と画家たちとのつながりに改めて注目して頂く契機になればと思います。

企画展
[特別企画展] KYOTO きぬがさ絵描き村 -印象・平八郎・神泉・竹喬・華楊- 
会期
2007年10月19日(金)- 12月9日(日)
休館日
月曜日
開館時間
午前9時30分 ~ 午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料
一般 500円(400円)、高大生400円(320円)、小中生 200円(160円) (  ) 内は、20名以上の団体料金
主催
学校法人立命館、京都府

Event

■立命館総合ミュージアム日曜美術講座
【美術を楽しむ】
京の文化勲章受賞作家たち  山口華楊-生命へのいつくしみ-
島田康寛(立命館大学文学部教授)
日程=2007年10月21日(日) 午後2時~3時30分
会場=アートリサーチセンター多目的ホール

京の文化勲章受賞作家たち  福田平八郎-写実から装飾へ-
島田康寛(立命館大学文学部教授)
日程=2007年11月18日(日) 午後2時~3時30分
会場=アートリサーチセンター多目的ホール

京の文化勲章受賞作家たち  小野竹喬-象徴としての風景-
島田康寛(立命館大学文学部教授)
日程=2007年12月9日(日) 午後2時~3時30分
会場=アートリサーチセンター多目的ホール

【堂本印象を深める】
きぬがさの画家たち
内山武夫(美術評論家・元京都国立近代美術館長)
日程=2007年11月11日(日) 午後2時~3時30分
会場= アートリサーチセンター多目的ホール