過去の展覧会 Past exhibitions
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2009年
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躍動する生命 -動物画の魅力-
2009年06月19日(金)~2009年09月27日(日)今回の展覧会では、堂本印象が描いた多彩な絵画のなかでも動物表現に注目します。そもそも動物表現は、日本画の主な画題である花鳥画の中で発展しました。京都画壇では円山・四条派の流れをうけて、近代には多くの画家が動物をモチーフにしました。印象も兎や猫、栗鼠などの小動物をはじめ、牛や馬といった大型の動物までも生き生きと描きました。また、今回は特別に京都画壇のなかでも動物画を多く描いた西村五雲や山口華楊のほか、平井楳仙、吉岡堅二、麻田辨自の作品も登場します。動物のほかにも花や鳥を交え、生き物を捉える画家のまなざしを紹介します。
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和装美人から洋装美人へ -大正・昭和の女性像-
2009年10月02日(金)~2009年11月29日(日)近代日本画の女性表現には画家の豊かな感性による幅広い表現の魅力が溢れています。 なかでも女性の華やかな衣装は、容姿の美しさを際立たせると同時に観るものの目を楽しませてくれます。 本展では、モダンガールが登場し、人々の装いが和装から洋装へと移り変わる大正・昭和の時代に焦点をあて、上村松園、鏑木清方、伊東深水、竹久夢二、中村大三郎らが描いた東西の和装美人と洋装美人を紹介します。
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印象作品の表裏-本画と下絵
2009年12月04日(金)~2010年03月07日(日)日本の伝統的な絵画では、ひとつの作品が制作されるまでにたくさんの下絵が繰り返し描かれます。下絵類は、本来見せるためのものではありませんが、作品が完成されるまでの間に行われた画家の取り組みが生き生きと表れ、かえって新鮮な感動を与えます。本展では、印象の代表作の数々を下絵とともに紹介します。
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風光の煌き ─日本・中国・ヨーロッパ
2010年03月12日(金)~2010年06月13日(日)堂本印象が描いた自然風景や街並みに関する絵画を紹介します。若い頃に旅した中国で題材を得た作品、昭和27年に初めて渡欧した際に現地で描いた作品には、その土地の雰囲気が印象独自の視点で捉えられ、美しく表現されています。また、水墨や彩色で味わい豊かに描かれた日本の風景をあわせて展示することで、印象の様々な風景画を紹介します。